2017年10月8日日曜日

あいさつや言葉づかい

知っているようで間違いの多いあいさつや言葉づかい
 あいさつや言葉づかいは、マナーの基本、ところが自分
 ではきちんとしているつもりでも、意外に知らないこ
 と、失礼をしてることが多いもの、あなたは、間違った
 やり方をしてませんか。
 
間違えやすい「ご苦労さま」の使い方
 「ご苦労さま」は、目上の人が労をねぎらって、目下
 の人に言う言葉です。回覧板を持ってきてくれた
 お隣さんや宅急便の人に「ご苦労さま」といっていま
 せんか。こういう場合は「お世話さま」と対応しましょう。

悪いと思ったらすぐに「ごめんなさい」
 子供に対しては「あやまりなさい」と言う大人も、自分のこととなると・・・
 自分に非があるときは、まず「ごめんなさい」「迷惑をおかけして、申し訳ありません」
 と心からあやまること、これだけで、ずいぶん人間関係が円滑になります。目下の相手
 や、身内にはいい加減になりがちなので、気をつけて。
 
要注意!「お世話さま」と「お世話になりました」
 「お世話さま」は、実際にお世話になったかどうかに関係なく、別れ際のあいさつ
 などに軽く使われる言葉です。めんどうみてもらった場合は「お世話になりました」
 と言うべき。「お世話さまでした」は失礼になります。
 
「すみません」でなく「ありがとう」と言う
 「すみません」は迷惑をかけたときなどにおわびをするする「済まない」が語源。
 何かしてもらったとき「すみません」という人が多いですが、感謝の気持ちを表す
 には「ありがとう」「ありがとうございます」を使いたいもの。さらにこんな感謝
 の言葉をつけ加えても。
 
 ●頼みごとをするとき
  「ごめんどうをおかけします」
  「お手数をおかけします」
  「このたびはお世話になります」
 ●物などをいただいたとき 
  「お気づかいをいただきまして」
  「本当にけっこうなものを頂戴しまして」
 ●感謝の言葉への返答
  「どういたしまして」
  「お気づかいなさらずに」
  「お役に立ててうれしいです」

義母の呼び方は外では「うちの母」
 夫の父や母に対して、直接呼びかけるときや身内の前では「おとうさん」「おかあさん」
 などと呼びます。しかし、よそさまに対しては、「父」「母」が正しい言い方、たとえ
 ば、父の母と他家の人が同席する場合。つい義母に遠慮し、他家の人に向かって、
 「おかあさんも、こう言っていますし」などと言いがちです。「母も、~」が正解。
 義理の父や母は、身内の扱いということを忘れずに。

知人には15度の「会釈」目上の人には30度の「敬礼」
 あいさつでは、まず相手の顔を見てから頭を下げます。頭の下げ方には、ていねい
 な「敬礼」と、軽い「会釈」があります。敬礼は腰から上を30度くらい曲げる。
 会釈は15度くらい。いずれも頭だけ下げず、腰を折って前傾の姿勢をとります。
 初めての自己紹介や、お世話になっている目上の人などには敬礼を、顔見知りの
 知人には、会釈で対応します。
 
顔見知りの人と会ったときのあいさつ
 ご近所の人といいコミュニケーションをとるために、こんなあいさつも。
 ●これから出かける人に
  「お出かけですか」
  「いってらっしゃい」
 ●早朝に会ったら
  「お早いですね」
 ●家の前でお掃除や庭仕事をしていたら
  「ご精がでますね」
 ●時候のあいさつ
  「お暑うございます(お寒うございます)」
  「気持ちのいいお天気で」
  「ひと雨きそうですね」
  「しのぎやすい季節になりましたね」

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