知っているようで間違いの多いあいさつや言葉づかい
あいさつや言葉づかいは、マナーの基本、ところが自分
ではきちんとしているつもりでも、意外に知らないこ
と、失礼をしてることが多いもの、あなたは、間違った
やり方をしてませんか。
間違えやすい「ご苦労さま」の使い方
「ご苦労さま」は、目上の人が労をねぎらって、目下
の人に言う言葉です。回覧板を持ってきてくれた
お隣さんや宅急便の人に「ご苦労さま」といっていま
せんか。こういう場合は「お世話さま」と対応しましょう。
悪いと思ったらすぐに「ごめんなさい」
子供に対しては「あやまりなさい」と言う大人も、自分のこととなると・・・
自分に非があるときは、まず「ごめんなさい」「迷惑をおかけして、申し訳ありません」
と心からあやまること、これだけで、ずいぶん人間関係が円滑になります。目下の相手
や、身内にはいい加減になりがちなので、気をつけて。
要注意!「お世話さま」と「お世話になりました」
「お世話さま」は、実際にお世話になったかどうかに関係なく、別れ際のあいさつ
などに軽く使われる言葉です。めんどうみてもらった場合は「お世話になりました」
と言うべき。「お世話さまでした」は失礼になります。
「すみません」でなく「ありがとう」と言う
「すみません」は迷惑をかけたときなどにおわびをするする「済まない」が語源。
何かしてもらったとき「すみません」という人が多いですが、感謝の気持ちを表す
には「ありがとう」「ありがとうございます」を使いたいもの。さらにこんな感謝
の言葉をつけ加えても。
●頼みごとをするとき
「ごめんどうをおかけします」
「お手数をおかけします」
「このたびはお世話になります」
●物などをいただいたとき
「お気づかいをいただきまして」
「本当にけっこうなものを頂戴しまして」
●感謝の言葉への返答
「どういたしまして」
「お気づかいなさらずに」
「お役に立ててうれしいです」
義母の呼び方は外では「うちの母」
夫の父や母に対して、直接呼びかけるときや身内の前では「おとうさん」「おかあさん」
などと呼びます。しかし、よそさまに対しては、「父」「母」が正しい言い方、たとえ
ば、父の母と他家の人が同席する場合。つい義母に遠慮し、他家の人に向かって、
「おかあさんも、こう言っていますし」などと言いがちです。「母も、~」が正解。
義理の父や母は、身内の扱いということを忘れずに。
知人には15度の「会釈」目上の人には30度の「敬礼」
あいさつでは、まず相手の顔を見てから頭を下げます。頭の下げ方には、ていねい
な「敬礼」と、軽い「会釈」があります。敬礼は腰から上を30度くらい曲げる。
会釈は15度くらい。いずれも頭だけ下げず、腰を折って前傾の姿勢をとります。
初めての自己紹介や、お世話になっている目上の人などには敬礼を、顔見知りの
知人には、会釈で対応します。
顔見知りの人と会ったときのあいさつ
ご近所の人といいコミュニケーションをとるために、こんなあいさつも。
●これから出かける人に
「お出かけですか」
「いってらっしゃい」
●早朝に会ったら
「お早いですね」
●家の前でお掃除や庭仕事をしていたら
「ご精がでますね」
●時候のあいさつ
「お暑うございます(お寒うございます)」
「気持ちのいいお天気で」
「ひと雨きそうですね」
「しのぎやすい季節になりましたね」
2017年10月8日日曜日
あいさつや言葉づかい
9:25
便利屋アシスト