
耳掃除が危険な理由
■耳掃除の頻度は「ゼロ」が正解? 溜まった耳垢は
どうなるか耳掃除をしないと耳垢が溜まって汚い気が
する、耳掃除が気持ちよくてやめられない……。そんな
理由から、習慣的に耳掃除をしている方は少なくないよ
うです。しかし実は医学的には、耳掃除はしてはいけま
せん。耳垢を取らなくても大丈夫なのかという疑問がわ
くかもしれませんが、鼓膜が見えないほど溜まってしま
った場合は取っても良いのですが、その場合も耳の外耳
道をこすってはいけないのです。では、溜まった耳垢はどう
なるのでしょうか?実は耳垢が溜まりすぎて聴こえが悪くなったり、不潔になっ
たりする心配はまずいりません。耳の中には、「線毛」という毛が耳の外側に向
かって芝目のように生えています。これにより溜まった耳垢は、耳掃除をしなく
ても自然に外に出ていく仕組みになっているのです耳垢は上皮という成分ででき
ており、外耳道の保護といった大切な役割もあるので、ある程度溜まっていても
問題ありません。
■耳掃除のデメリット・耳掃除が危険な理由
それでも耳の中がかゆくなったりすると、どうしても耳掃除をしたくなってしま
うことや、習慣的に耳掃除をしていないと落ち着かないということもあるかもし
れません。しかし、耳掃除には明確なデメリットがあります。耳の入り口から鼓膜
までの「外耳道」の上皮は非常に薄く、耳掃除をするだけでも傷つきやすい部分です。
傷ついたところから細菌が入ると外耳炎になり、慢性化すると真菌というカビが生え
てくることもあります。
■綿棒での耳掃除は、耳垢を鼓膜の方に押し込むリスクあり
では外耳道を傷つけないよう、柔らかい綿棒で耳掃除をするのはどうでしょうか?
残念ながら、これもNG。なぜなら耳に綿棒を入れるだけで、本来なら自然に外に
出てくるはずの耳垢を、耳の奥深く、鼓膜の方へと押し込んでしまうことがある
からです。驚かれるかもしれませんが、アメリカでは綿棒の注意書きに「耳の穴に
入れないように」「耳には使用しないように」と書かれていて、耳掃除に綿棒を使
ってはいけないことはすでに常識になっています。
■それでも耳かきがやめられない理由……気持ちよさが癖になるのはなぜ?
そもそも、ここまで危ないと言われていても、なぜ人は耳かきをしてしまうのでし
ょうか?...