2018年6月4日月曜日

家具を組み立てる時のコツと失敗しないための手順

 家具を組み立てる時のコツと失敗しないための手順
 最近では自分で組み立てる組立家具が人気を集めています。
 購入後すぐに持ち帰ることができますし、完成品よりも
 お手頃な値段で手に入れることができるといったメリット
 があるからです。しかし、購入したはいいけど作り方が
 分からない…とお困りの方はいらっしゃいませんか?
 もちろん説明書も同梱されてはいますが、それだけでは
 分からないということもあるでしょう。組み立てることはできた
 としても、完成度に不満を感じたこともないでしょうか?今回は
 家具を組み立てるコツと失敗しないための手順をご紹介します。
 ただ組み立てるのではなく、準備すべきことや確認ポイントもあるので、
 それらをしっかりと理解しておくことが重要になります。
組み立てる前に準備・確認すべきこと
 お気に入りの家具を購入したら真っ先に組み立てたいと考えることでしょうが、
 失敗を防ぐためにもまずは準備といくつかの確認ポイントをチェックしなくて
 はいけません。組み立て途中になにか足りない…と気付いてからでは遅いです。
 事前にしっかりと確認をし、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。今回ご
 紹介するポイントをチェックしておくことで、スムーズに作業が進むはずです。
作業スペースの確保
 組み立てるにあたって、まずは場所を確保するところから始めなくてはいけません。
 家具の組み立ては場所をとるので、広いスペースを開けておくと楽に作業を進める
 ことができます。床がキズつくのが心配という方はカーペットやジョイントマット
 を敷いた上で組み立てるとよいでしょう。
箱はキレイに開けるようにしよう
  ほとんどの家具はダンボールに梱包されているため、キレイに開けるよう意識し
 てください。キレイな状態にしておくことで、不備があった場合でも返品するこ
 とができるかもしれません。ダンボールに付いているテープ類はビリッと剥がさ
 ず、カッターやダンボールカッターで切れ目を入れてあげるとキレイに開けるこ
 とができます。緩衝材なども捨てずにそのままの形で残しておくと、返品しやす
 くなるでしょう。
説明書を確認し、部品のチェックをしよう
 部品を取り出し、すべて確認できる状態にしたら次は説明書に目を通します。
 説明書に入っている部品の種類や数などが記載されているので、これらの情報を
 しっかりと確認するようにしてください。確認は袋から取り出さずにするとよい
 です。不足している部品があれば購入店へ問い合わせをし、新しいものをもらう
 ようにしましょう。
木材などの検品をしよう
 部品の確認が済みましたら次は木材などの検品をおこないます。確認すべき項目
 は以下の3点です。
・大きなキズはないか
・大きなへこみはないか
・折れ曲がったりはしていないか

 見た目を損なうほどの大きなキズやへこみ、動作ができないような折れ曲がりは
 返品対象になります。しかし注意書きとして、「キズやへこみがあっても利用に
 問題がなければご了承ください」と書いてある訳アリ品もあり、そのような場合
 は返品対象外となることが多いので注意してください。
あれば便利!役立つ道具をご紹介!
 家具の組み立ては、一般的なマイナスドライバーやプラスドライバーがあれば
 おこなうことができます。しかし作業をより効率的に進めるためにあると便利
 な道具もあるのでご紹介します。
電動ドライバー
 電動ドライバーを用意することで、ネジ締めで必要な労力を減らすことができ
 ます。ネジを回す作業は想像以上に重労働であるため、作業の効率性を上げる
 ためにも用意しておくとよいかもしれません。
ゴムハンマー
 一般的なハンマーと異なり、叩く部分がゴムの塊でできているといった特徴が
 あります。ゴムハンマーを使用することで、家具本体にキズが付くのを防ぐこ
 とができるのです。スチールシェルフなどを組み立てる場合は、ゴムハンマー
 を使用することで、打ち付け音や衝撃を和らげることもできます。
組み立てるときの手順とうまくいくコツ
 家具の組み立ては説明書の順番通りにおこないます。簡単そうなところから始め
 るのではなく、説明書通りに進めることが重要です。大まかな手順は以下の通り
 です。
 ①梱包箱の注意事項の確認
 ②付属品がすべて揃っているかを確認
 ③組み立てスペースを確保する
 ④組み立ての流れを把握しておく
 ⑤必要な道具を準備する
 ⑥床を保護する
 ⑦説明書通りに組み立てをおこなう
 この流れでおこなえば家具を組み立てることはできます。しかし、家具を組み立
 てるコツを理解しておけばさらに効率よく、高い完成度を実現できるはずです。
組み立てのコツ
 ●ネジの締め方
  ネジ締めは家具を組み立てるうえでとても重要な作業になります。ネジの締め方
  のコツは、仮止めです。ひとつのパーツに対して複数のネジがあるようなら、ネジ
  を締め切らず仮止めの状態にしておきましょう。仮止めをした方がよい理由は以下
  の通りです。
 ・ネジ穴とパーツの穴が揃わないことがある
 ・1本ずつ締めると穴がズレ、ネジが入らないことがある
 ・仮止めの方が1本ずつ締めるよりも効率がよい
 仮止めにすることができましたら、1本ずつ対角線で締め付けてください。ネジ穴が
 どれだけ正確に作られているかにもよりますが、ネジ締めのコツは仮止めから本締め
 ということになります。
 ●接着剤は半分まで
  家具のなかには接着剤を使用するものがあります。そのような場合は、穴の半分ま
  で入れるというのを意識しておいてください。少なすぎては組み立て後の接合部が
  弱くなり、ゆがみや破損の原因にもなりかねません。接着剤がはみ出てしまった場
  合はそのままにせず、布で拭き取るようにしましょう。
 ●必要なものはまとめておく
 ネジなどの必要なものは袋に入れたままにしておくのではなく、種類ごとに容器に移
 しておくとよいです。今はどれが必要なのか一目で分かりますし、紛失する可能性を
 減らすこともできます。これらの置き場所もしっかりと決めておくとなお良いです。
 使い終わったものは元の場所に戻すという意識を持っておくことで、作業中に見当た
 らなくなるといったトラブルを避けることができます。探す手間を減らすこともでき
 るので、作業スピードも速まるはずです。
まとめ
 今回は家具を組み立てるときのコツをご紹介してきました。家具を組み立てる際は、
 まずしっかりと説明書を確認し、部品のチェックをおこなうようにしてください。
 トラブルを未然に防ぐためにも重要な作業になります。
  道具やコツを知っておくことで、作業をスムーズに進めることができます。せっか
 く組み立てるのであれば、満足のいくものに仕上げたいと考えるのは当たり前のこと
 です。このようなポイントを理解しておくことで、完成度の高い家具を組み立てるこ
 とができるでしょう。自分での作業が心配だという方は、プロにおまかせしてもよい
 かもしれません




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