2018年2月10日土曜日

ワンちゃん猫ちゃんの豆知識

1、外部寄生虫ヘの注意

 ノミやマダニを予防しましょう。
 ワンちゃんや猫ちゃんのからだに寄生するものの
 代表格といえば、ノミやマダニこれらは、吸血しな
 がら寄生と繁殖を繰り返す「外部寄生虫」といわれています。
 ノミ・マダニの場合、吸血の際に唾液がワンちゃん猫ちゃんの体内
 に入り込むことで、さまざまな被害がおこります。
【例】
□かゆみ、痛み、腫れなど
□ひっかくことで起こる「二次的感染」
□感染症や皮膚炎などの「ワンちゃん猫ちゃんの病気の媒介」
□ワンちゃん猫ちゃんから人にうつる「人獣(人畜)共通感染
 症の媒介
ノミやマダニは、近年の温暖化によって増加傾向にあるようです。外出先から部屋に持ち帰り、繁殖と寄生を繰り返していくことも考られます。ノミは繁殖サイクルを断ち切ることが大変ですし、吸血中のマダニは、ワンちゃん猫ちゃんの皮膚に食い込んでいて大変です。特に注意したいのは、気温が上昇する春から秋にかけて。室内外を含め至るところにいると考えてください。また、気密性が高く、室温調整ができている屋内でしたら、年中を通した対策も必要となります。ワンちゃん猫ちゃんと暮らしている方は、ノミやマダニに対しての予防策をしておきましょう。

2、内部寄生虫への注意 
  蚊を予防しましょう。
 注意しておきたい感染症のひとつに、蚊が媒介して発症する『フィラリア症糸
 状虫症)』があります。「フィラリア」というのは、ワンちゃんの心臓や、肺
 の血管に住み着く寄生虫のこと。そうめん状の糸のような姿をしてワンちゃん
 の体内に寄生するため、「犬糸状虫」とも呼ばれています。この感染症の最も
 恐ろしい点は、感染幼虫を持った蚊がどこから飛来するかわからない、という
 ところ。蚊とワンちゃんのいるところであれば、いつでもどこででも危険が伴
 うというところです。『フィラリア症』はワンちゃんが圧倒的に多いのです
 が、猫ちゃんやフェレット、ウサギやネズミ、ヒトへの感染例も報告されてい
 ます。現在でも、発症してはじめて気づいた…という例は多く、年間で数多く
 のワンちゃん猫ちゃんが命を落としています。かかりつけの獣医師に相談する     などして予防対策をおこないましょう。
3、狂犬病について
  義務付けられていること。
  毎年、あなたのお家のワンちゃんは狂犬病予防注射を受けていますか?
  発症例を身近で聞くことがないので本当に必要?と思われる方もいるで
  しょう。ですが世界の他の地域では、今でも発生しているため、いつ侵入
  してくるかわかりません。そのためにも予防注射でワンちゃんの免疫力を
  高めておくことが大切です。
  狂犬病は名称からワンちゃんだけの病気と思われがちですが、人を含む全
  ての哺乳類に感染する病気(人畜共通感染症)です。発症した動物の唾液中
  にはウイルスがたくさん含まれていて、主に咬まれることで感染します。
  発病すると不安・興奮・呼吸困難などの重い神経症状を起こし、ほぼ
  100%死に至るという恐ろしい伝染病なのです。
  現段階では発症後の治療法はありません。そのためにも予防することが
  極めて重要なのです。日本には狂犬病予防法という法律があります。
  生後91日以上の全てのワンちゃんに登録と予防注射が義務付けられて
  います。ワンちゃんの登録とは生涯に1度行うもので、全国の飼育頭数を
  把握するためでもあります。登録は市町村の窓口で行い、登録するとワン
  ちゃん鑑札が交付されます。鑑札にはそのワンちゃんに与えられた番号が
  書いてあり、もしもワンちゃんが迷子になってしまった時でも早期発見に
  つながるので、鑑札は必ずワンちゃんの首輪につけておきましょう。
  また予防注射は、毎年1回集合注射会場や動物病院などで受けて下さい。

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