気温29度を超えると熱中症になる人が増える
熱中症とはどのような病気か、体温が上がった時、
私たちの体は汗をかくことで体温を下げようとします。
このため、暑い環境や激しい運動で大量の汗をかくと、
体内の水分が不足し、急激な脱水状態に至ります。
すると、脳をはじめとする各臓器を循環する血流量が
減り、その結果、めまいや立ちくらみに始まり、進行
すると頭痛や吐き気、倦怠(けんたい)感などの症状
が表れます。さらに重症になると意識を失ったり、手当
てが遅れると死に至ったりすることがあります。脳以外
の臓器にも影響することがあります。熱中症予防には、以下の対策が有効です。
(1)暑さを避ける(2)服装を工夫する(3)こまめに水分を補給する(4)急に
暑くなる日に注意する(5)暑さに備えた体作りを心がける(6)個人の条件(持
病や当日の体の状態)を考慮する(7)集団活動の場ではお互いに無理強いしない。
水分補給のタイミングについて、熱中症予防のパンフレットなどには皮膚や舌が乾燥
したら、などと書かれていますが、おしっこの色が通常の色から黄色、茶褐色に変化
します。「いつもより色が濃いな」と思ったら、積極的に水分を補給しましょう。
ただし、ここで気を付けたいのは、汗には塩分が含まれるため、水分だけでなく塩分
も補給する必要があるということです。水分補給時には、水1リットルに食塩3gを混
ぜた水分(糖分で味付けすると飲みやすい)を飲むとよいでしょう。スポーツドリン
クも有効です。また、周りで熱中症の人がいたらすぐ水分と塩分を補給し、涼しいと
ころで休息させます。意識レベルの低下など重い障害が疑われる場合は、迷わず救急
車を呼び、医療機関に運んで診てもらいましょう。
2018年7月15日日曜日
熱中症対策について
13:30
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