互換インクの本当の話。メーカー社員が教える「純正インクとどっちがいいの?」
◆そもそも互換インクってなんだ???
メーカー純正インクカートリッジに互換性のある
純正メーカー以外のインクカートリッジです。
非常に端的に言い表していますね。もう少し詳しく
説明すると、純正メーカーと言われる(エプソンや
キヤノン、ブラザー等)の純正インクカートリッジ
ではなく、その他の会社が作った互換性のあるイン
クカートリッジのことを言います。
◆インクカートリッジは大きく分けて2種類ある
①純正メーカーの製造した「純正インクカート
リッジ」純正メーカーの純正インク。日本人の約8割
の人がこの純正品を使用している日本人って純正志向が強いんです。
当然、メーカー純正品ですから、品質は抜群!もしもの場合にも純正メーカーの
保証が受けられます。写真を長期保存するなど、大切なものを印刷したい場合に
は純正メーカーのインクを使用することをお勧めします。ただし、高い!!!
②非純正メーカーの作った「互換インクカートリッジ」
非純正メーカーの作った互換インクカートリッジも大きく分けて2つあります。
②-A:互換インクカートリッジ(汎用インクともいわれます)
②-B:リサイクルインクカートリッジ
②-A:互換インクカートリッジ
非純正メーカーが純正インクに合わせて作った互換インクカートリッジ。金型か
ら製作し、すべて独自に作られたものをいいます。純正メーカーの承諾をとった
ものではありません。基本的にはICチップもあり残量表示もきちんとされます。
使用方法は純正インクと何ら変わらず、違和感なく使用できます。純正インクの
半額からそれ以下で購入できるものが多いです。リサイクルインクと違い、使用
済みカートリッジの回収を行う必要がなく、ICチップが開発できれば即リリース
できるため、純正メーカーにそれほど遅れることなく販売開始されるのもメリッ
トです。
②-B:リサイクルインクカートリッジ
純正インクの使用済みカートリッジを独自に回収し、そのカートリッジにイン
クを詰め替えた商品。カートリッジ事態は純正カートリッジを使用しているこ
とが互換インクカートリッジとの大きな違い。リサイクル(リユース)は環境
にもいいことであるが、回収費用などコストがかかることもあり、互換インク
に比べると高い。純正インクと互換インクの中間にあたる価格帯。
◆なんで純正インクは高いのか?高いのには理由がある!
今日の家庭用インクジェットプリンターは、プリンター本体を低価格で販売して
利益率を抑える一方、消耗品であるインクカートリッジの販売で高い利益を生み
出すビジネスモデル(キャプティブ価格戦略)を、多くのプリンターメーカーが
採用している。プリンター本体を安く販売し、市場を取って、その消耗品である
インクカートリッジで利益を稼ぐビジネスモデルのため。プリンターメーカーは
如何にプリンターを多くの人に使ってもらえるか?が勝負だった。市場を取った
メーカーが勝ち組になる仕組み。以前はサードパーティーといわれる非純正イン
クがなかったので、純正メーカーの独壇場だったが、今はその仕組みが壊れつつ
ある。
◆高いけど安心したいならぜひ純正インクカートリッジを購入してください
後述しますが、非純正インクカートリッジは購入ショップの選択を誤ると大変な
目にあいます。でも、なかなかいいショップを判断するのは難しい。何度も失敗
してやっといいお店に巡り合うものです。そんな労力を使うのが嫌な場合、年に
1度くらいしか購入しない場合などは純正インクを購入する方が精神衛生的にも
いいかもしれません。
◆互換インクのデメリット。知っておかないと損することとは?
・極端に低価格の商品は粗悪品が多く存在する
・ショップ選択を間違えると保証も受けられない場合がある
・万が一の時にプリンターメーカーの修理が保証期間内でも有償になる
などなど。とにかく保証の部分と電話でのサポートがあるかどうか?を最低限
の判断基準にしてください。
2018年12月6日木曜日
互換インクの本当の話
8:12
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