スマホはなぜ熱くなる?
故障にもつながるスマホの発熱に要注意!
ポケットに入れていたスマホが異様に発熱し、生地越し
に肌まで熱々……といった経験は誰しもがあるはず。な
ぜ発熱するのか、発熱を抑える方法は? 発熱したらどう
する? など、スマホの熱対策を考えてみよう。
◆「熱い」と感じたスマホは、すでに
耐熱限界を超えている!?
皆さんは普段、スマホをどのように持ち歩かれて
いるだろう。男性の場合はポケットに入れる方も
多いだろうが、悩ましいのがスマホの発熱だ。
スマホの発熱&発火 で飛行機への持ち込みが
禁止されたり、同じくリチウムイオン・バッテリーを採用
する車載ポータブル・カーナビが発火して車ごと炎上……などというニュースを
見るにつけ、「大丈夫なのか!?」と不安に感じる方も少なくないはず。皆さん御
存知の通り、スマホが熱くなる最大の要因は、リチウムイオン・バッテリーの発
熱だ。このリチウムイ オン・バッテリーには、「熱に弱い」という特性=デメリ
ットがついてまわる。人間が「熱い」と感じるなら、その温度は50度近くになっ
ているはず。お風呂で40度のお湯なら普通でも、50度の温泉には熱くて入れない
ことをイメージしてみよう。AndroidもiPhoneも、大半の機種は40~45度が保管
温度の上限とされている。つまり、「熱い!」と感じた際は上限を超えているわけ
だ。この上限温度を超えると、バッテリーの劣化が進むことも知られている。バッ
テリー交換ができないスマホを長持ちさせるためには、発熱を抑えることも重要な
のだ。ちなみに、スマホの基盤部分は100度の熱でも耐えられる設計になってい
る。発熱が即、故障となるわけでは ないので、「熱いと壊れる」といったジンク
スは話半分程度に聞いておけばいいが、なかには熱に弱いパーツもある。あまり
にも気にしなさすぎはよくないようだ。
◆すぐにできるスマホを発熱させない対策方法
発熱の要因は多々あるものの、「ただ持ち歩くだけで発熱する」場合は、バック
グラウンドで動作しているアプリが怪しい。 たとえば位置情報(=GPS)を要求
するアプリは、絶えず動作し、スマホを発熱させている。位置情報の利用設 定を
見直し、最低限、必要なアプリだけにしてみては?使わないときはスリープ状態
にするクセもつけたい。手帳型ケースではそのままにしがちだが、スマホ背面を
ケ ースで覆っている時点で、すでに発熱要因になってしまっていることもお忘れ
なく。スマホを入れるポケットも考えよう。風通しがいいシ ツの胸ポケットなら、
熱も籠らない。ジャケットの内ポケットも、意外に生地越しの風通しがある。
もっとも熱がこもりやすいのは、パンツの両サイドにあるポケット。生地との密着
度も高く、歩いたり動くことで生地と擦れる機会も多い。また、電車や車などでの
移動中も気をつけたい。電波状況が不安定だと、スマホが電波を探すため動作し続
け、 発熱しやすい。長時間の移動時は、ポケットからスマホを出しておいた方がい
いかもしれない。
◆スマホ発熱後の冷却にも注意!
実際に熱くなってしまったスマホは、ポケットから取り出してケースを外し、自然
放熱させよう。ここで気をつけたいのは、一気に冷やさないこと。急激な温度変化
で本体内に結露が発生し、故障の要因になりかねない。冷蔵庫などに入れるのもご
法度。扇風機やエアコンの前に置いて冷やすのも、やめた方がいい。防水スマホだ
からといって水につけるなど、論外だ。「スマホは熱くなるもの」だと、気を使わ
ない方も多いスマホの発熱対策。問題が生じてからでは遅いので、少しだけでも普
段から気にかけてみよう。
2017年10月13日金曜日
スマホの発熱に要注意!
9:16
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