2018年1月23日火曜日

風邪とインフルエンザ

冬は風邪やインフルエンザが流行しやすい季節。
風邪とインフルエンザはどちらもウイルスが原因となって
引き起こされます。特に気をつけないといけないのは、感染力の
強いインフルエンザウイルス。インフルエンザウイルスにはA型/B型/C型があり、その中でもA型は症状が重く最も流行しやすいことが特徴です。
風邪とインフルエンザとの違い
 風邪の症状は一般的に咳やくしゃみ、鼻水、のどの痛み、そし
 て38℃以下の発熱が中心です。市販の風邪薬を服用したり、安
 静にすることで2〜3日中には完治するケースがほとんどです。
 それに対して、インフルエンザの場合は38℃以上の高熱や悪寒、
 身体のだるさ、関節痛などの症状が表れます。市販の風邪薬では
 治りにくく、放置していると肺炎などの合併症を引き起こすこともある
 ので、インフルエンザが疑われる場合には早めに病院で診察してもら
 うことが大切です。    風邪          インフルエンザ
   初期症状    微熱、くしゃみ、鼻水   寒気、頭痛、関節痛
   発 熱     36℃〜37℃        38℃~40℃
   症状の進行   徐々に進行        突然の高熱
   流行る時期   一年中           冬だけ
インフルエンザを引き起こす脅威のA型ウイルス
  A型、B型、C型の3つのインフルエンザウイルスの中でも特に気をつけたい
  のがA型インフルエンザウイルス。A型インフルエンザウイルスに感染すると
  重篤な症状を引き起こしやすく、最悪の場合、死に至ることも。感染力が非常
  に強いため、大流行(パンデミック)を起こすこともあり、2009年に世界中で
  流行した、いわゆる「新型インフルエンザ」もA型、H1N1亜型というものでした。
  B型/C型インフルエンザウイルスは、A型より比較的症状が軽く、風邪とよく似た
  症状が表れます。
人から人へ感染が広がりやすいインフルエンザ
 インフルエンザが流行しやすい理由として一般的な風邪の主な感染経路は接触
 感染なのに対して、インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染であることが関係
 しています。さらにインフルエンザは、発症する1日前から感染力をもっていると言
 われており、発症をはっきりと感じる前からすでに感染しているので、無意識に人
 から人へと感染を拡大させてしまっているのです。
インフルエンザに対して、気をつけるべきこと
 インフルエンザウイルスへの感染を未然に防ぐために、流行前に予防接種を受け
 ることが重要。ワクチンには発症の可能性を減らし、感染しても重症化を防ぐ効果
 があります。こまめな手洗いとうがいを習慣化することも大切。 マスクはウイルスを吸い込むのを防ぐだけではなく、のどや鼻の粘膜を冷えや乾燥
 から守ってくれます。また部屋を換気して空気を入れかえることも有効です。
 

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