2019年1月2日水曜日

コンセントの2つの穴には正しい向きがある!

コンセントには方向が有る!
 壁にあるコンセントには「2つの穴」がありますね。
 普段なにげなく使用されていると思いますが、実は
 「方向」があるんです! もちろん、機器のプラグを
 どちら向きに差しこんでも、機能的には全く問題有
 りませんが、AV機器の場合は画質や音質に影響を及
 ぼす事があります。今回は、「2つの穴」の違い、
 「正しい方向」を確実に知る方法、画質や音質を
 向上させる接続方法をご紹介します。 費用はほとんど
 掛かりません。より良い画質、音質に興味の有る方は勿
 論、興味無い方も、暇つぶしにトライしてみてはいかかでしょうか?
「2つの穴」の違い
 まず、「2つの穴」の違いについておさらいしましょう。片方は電気が「来る」側
 (ホット)、もう片方は、電気が「帰る」側(コールド)となっています。コール
 ド側は、「アース」(大地)につながっていて、単に「アース」と呼ばれる事も有
 ります。 では、どちらが「ホット」で、どちらが「コールド」なのでしょうか?
 壁に埋め込まれたコンセントを見てください。穴の長さを比べると、一方が長くな
 っているはずです。通常は左側が長くなっていて、「コールド」に設定されます。
 (「長い穴」が「コールド」を見分ける目印)。 但しこれは、配線工事にミスが
 無い場合の話です。実際に調べてみると、「工事屋さんはなんていい加減なんだ!」
 と思うくらい、逆になっているものです。自分のコンセントは、自分調べるのが確実
 で手っ取り早いのです。
 ※ここでの「アース」とは、電柱上の電線を流れる高圧電圧が、何らかの問題で一般
 家庭に向かう低圧側へ侵入した場合、危険な電気を大地へ逃がす働きをする「アース」
 を指しています。洗濯機の水濡れなど、漏電による感電を防ぐ「アース」の接続は、
 電器店、電気工事店にご相談ください。
コンセントの方向を確実に知る方法
 コンセントの穴に、機能の違いが有ることを知って、興味を持たれた方も多いのでは
 ないでしょうか?コンセントの「ホット」と「コールド」を知るには、「検電ドライ
 バー」という道具が便利です。聞き慣れない名前ですが、少し大きめのホームセンタ
 ーなら、間違いなく店頭に並んでいます。「ホット」と「コールド」を知るだけなら、
 500円以下のモノで、充分役に立ちます。検電ドライバーの使い方ですが。 先端部
 をコンセントの片穴に挿入するだけと至って簡単です。挿入時、発光部分が光れば
 「ホット」、光らなければ「コールド」と一目瞭然に判断できます。因みに我が家の
 コンセントを検電ドライバーで調べた結果、半数が「ホット」と「コールド」が逆に
 なっていました。つまり工事屋さんは、当てずっぽうに配線をしたんでしょうね……。
 ※検電ドライバーの使用に際しては、感電などの重大な事故を招く恐れがあります。

 使用前には必ず、購入された製品の取扱説明書をよくお読みください。
プラグの「正しい」挿入方向は?
 コンセントの正確な「ホット」と「コールド」が分かったら、こんどは接続するAV
 機器プラグについて考えなくてはなりません。AV機器等の電源コードでは、白い線の
 印刷されたほうがアース(「グランド」等とも呼ばれます)となっています。白い線
 がない場合、文字が印刷されている側がアースと考えて取り扱うのが一般的です。
AV機器は、画質や音質に悪影響を与える電気的なノイズ(雑音)を、このアースを通
 じて逃がす設計になっています。電源コードのアース側を、コンセントのアース(コ
 ールド)側に合わせる事で、次のような効果が期待できます。

  • 透明感が増す(聴き易く心地よい音)
  • 立体感が増す(音の余韻など、小さな音も聴こえる)
※どちら向きに挿し込んでも良い機器、又は、アース(グランド)を考慮して設計さ
  れていない機器もあります。

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