鬼をはらう豆まきは中国の風習から
鬼をはらう風習から、豆をまくのは、鬼の
目を打つ「魔目」や「まめに暮らせるように」
などにつながるからとされています。
ところで、もともと節分とは季節が変わる立春
立夏、立秋、立冬の前日を指す言葉です。なかでも
旧暦の新年である立春には、年神様が来る前に鬼を
追い出すため、豆をまく習わしが生まれたとか。
そして節分=豆まきの日なったといわれます。
豆をまくのは年男や年女
豆まきに使う大豆は、夕方までにいって升に入れ、神棚に供えます。
日が暮れたら、外に通じる窓や扉のあるすべての部屋で豆をまきます。
「鬼は外」を2回言って外に「福は内」を2回言って、家の中にまくのが
作法。豆をまくのは、その年の干支である年男や年女、または厄年の人。
いなければ、一家の主とされていました。今は特にこだわらず、家族全員
がまくようになっています。
年の数だけ豆を食べて一年を無事に過ごす
豆をまいたら、自分の年と同じ数の豆を食べます。これでその年一年の災難
を逃れ、無事に過ごせるという意味が。そんなに食べられない!という人は
お湯を注いだ豆茶を飲んでは。
豆知識
そもそも恵方って?
恵方とは、昔からなじまれている神様で、その年の金運や幸せを司る「年徳神
(としとくじん)」のいる場所を指します。その場所は毎年変わり、恵方も変
わっていきます。恵方に向かって色々なことをすると福を招くと言われており
昔は初詣も恵方の方向の神社に参るなど習慣がありました。
恵方はどうやって決まるの?
四方と十干(じっかん)を組み合わせることにより、その年の恵方が決まります。
十干とは甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(こう・おつ・へい・てい・
ぼ・き・こう・しん・じん・き)の事で、中国から伝わり、暦の表示などに用い
れています。
2018年の恵方は南南東